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  • 執筆者の写真流山 さとうえみ

みりんスイーツが特別支援学校流山高等学園へ!



本みりん研究所の佐藤恵美として、特別支援学校「流山高等学園」福祉サービスコースで喫茶サービスを学ぶ生徒さんたちに授業をしてきました。


先日もお話ししましたが、

流山高等学園は文部科学省指定の「研究開発学校」になっていて、これからのスタンダードを作っていく学校です。

千葉県教育委員会の指定を受けた「コミュニティ・スクール」でもあります。

そのメンバーにmachiminの手塚さんが昨年度から入っていて、ご紹介いただき今年度から私が入って、より具体的な実行が始まります。


学校には広々とした厨房があり、併設のnカフェベーカリーで販売するパンやクッキーを作っています。(nカフェの営業日は学校HPで確認できます。どなたでも利用できます。)



①みりんを使ったスイーツを授業で伝え、nカフェで販売出来るようにする。

 machiminでも販売出来たらいいな。(自分たちが作ったものが、学校のカフェだけでなく、まちで販売されているのを見られるって最高ですよね。)

②みりんを使った新商品を考えてみる。→販売出来るようにする。

③インターンで本みりん研究所に来て、本みりん研究所で作ってmachiminで販売する。


まちから学校に入り、学校がまちに開かれ、卒業した生徒たちがまちに出てくる・・・夢のような妄想のような世界が、すぐそこに見える気がします。

今は特別支援(この言葉もどうかと思うが、それは別として)を受けている彼らですが、

「価値あるものを生んでその対価をもらう」それが誰にとっても当たり前なことなのだと自信をもってほしい。


はじめの一歩として、みりんクッキーとみりんビスコッティーを。

なぜみりんなのか?みりんの歴史や健康効果についてもお話ししながら実習は進みます。

いつも作っているクッキーやパンとは違う作業に苦戦しながらもだんだん上手になり、

こうやってみたらどうだろう、もっと上手に出来るようになりたいというワクワクが伝わってきました。

試食の時は、初めて食べるみりんスイーツの香りや味に戸惑っていましたが、気付けばもうひとつ、と手が伸びていました。

みりんを煮詰めて砂糖の代わりに色々使ってみて、また教えてください!と言うと、斜め上を見て、あれが良いかなーこれも良いなーと、早速想像が膨らんでいるようでした。

今日からみんなもみりん研究員です。


そして他にも、商品開発する上での考え方、例えばココアや抹茶味にしたい場合、野菜を練りこみたい場合などなど、どのようにすれば良いのかをお伝えしました。

また、生徒たちがどんなパンが作ってみたいかをインターネットで各自調べてきて、「塩バターロール」に決めたは良いが、成形がうまくいかない。と聞き、翌日用に仕込んでいた生地を急遽発酵させて、成形の仕方、作り手が違っても同じきれいな形にするには…とお伝えしました。

私が長年料理教室で老若男女を対象に色んな料理をしてきたからこそ身に付いている技術であり、それが最大限活かされているなぁと実感できた素晴らしい機会でした。

(焼き上がりを見ずに帰ってしまったのですが、どんな風にできたか、生徒たちがどんな顔で試食したのか、見たかったなぁ)


先生方は製造のプロではないので、日々試行錯誤をしながら授業をされています。

それはそれは大変だろうなと容易に想像できます。そこに私が入る事で先生たちの疑問やお困りごとを解決できて、それが生徒たちに行き渡りどんどん広がっていくのがたった数時間で見られる、とても実りのある時間でした。

 外からポッときた私の話に耳を傾け、全てを吸収しようとして下さっている先生の姿勢に本当に頭が下がります。こんな素敵な先生たちからみんなが学べたらいいなぁ。


というわけで、次回はみりんビスコッティーを色んな味で試作してみます。


P.S.毎日ではなく年数回の仕事なので、他の仕事も募集中です

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